こんにちは!
神奈川県横須賀市安浦町にある、横須賀Sun&Ocean矯正歯科です。
インビザラインで歯科矯正をはじめようと考えているものの、「噛み合わせが悪くなる」という噂を聞いて、治療をはじめようかどうか迷っているという方も多いのではないでしょうか?
また現時点でインビザライン矯正をしていて、噛み合わせが悪くなったような気がして不安になっているという方もいらっしゃるのではないかと思います。
本記事では、インビザライン矯正に不安を感じている方の問題を解決するため、「インビザライン矯正で本当に噛み合わせが悪くなるのか」について解説していきます。
また、仮にインビザライン矯正で噛み合わせが悪くなってしまった場合の「対処法」についても紹介していますので、インビザライン矯正に不安があるという方はぜひ参考にしてみてください。
CONTENTS
インビザライン矯正で噛み合わせが悪くなるって噂は本当?
「インビザライン矯正をして噛み合わせが悪くなる」といったことは、基本的にはありません。なぜなら、インビザライン矯正では歯並びを整えることはもちろん、噛み合わせを改善することも可能だからです。
ただし次項でもお話しますが、インビザラインの治療途中に噛み合わせの違和感があったり、装着方法・時間を守っていなかったりすると、「インビザラインで噛み合わせが悪くなった」と感じたりするケースもあります。
また、まれに担当矯正医の技量不足によって噛み合わせが悪くなるケースもありますが、多くの場合が一時的なものや、マウスピースの取り扱いに気をつければ回避できるものです。
まずは、インビザラインで噛み合わせが悪くなる4つの原因について確認していきましょう。
インビザラインで噛み合わせが悪くなるといわれる原因
通常であれば、インビザラインで「噛み合わせが悪くなる」ことはありません。しかしながら、以下のような原因によって「噛み合わせが悪くなった」と感じる可能性もあります。
- 治療中は常に「噛み合わせ」が変化して違和感を覚えるため
- 指定の装着時間を守れていなかったため
- 正しく装着できていなかったため
- 矯正医が計画した治療計画に問題があったため
ここでは、インビザラインで噛み合わせが悪くなるといわれる主な4つの原因について紹介します。
1. 治療中は常に「噛み合わせ」が変化して違和感を覚えるため
インビザラインの矯正治療中、マウスピースを装着している間は常に歯が動いており、噛み合わせが変化しています。そのため、人によっては以前の噛み合わせの感覚と異なるため、「違和感」を覚えたり、ものが噛みづらく感じたりすることがあります。
このことが原因となり、「インビザライン矯正で噛み合わせが悪くなる」と感じてしまう方がいるようです。ですが、これは一時的なものであることが多いため、治療が完了する頃には改善していることが多いです。
ただし、もしインビザライン矯正が完了してもなお、噛み合わせが悪くなったと感じるようであれば、担当矯正医に相談する必要があります。
2. 指定の装着時間を守れていなかったため
インビザライン矯正では、シミュレーション通りに歯を動かすためには「1日20時間以上のマウスピースの装着」が必要です。
「ちょっとぐらい大丈夫だろう」と、装着時間を守らずに1日20時間未満の装着を続けていると、治療がシミュレーション通りに進まず、思った通りの歯並びや噛み合わせになりません。
そうなると「インビザライン矯正では噛み合わせが治らず、むしろ悪くなった」と感じてしまう可能性があります。(※どうしても20時間以上の装着が難しい場合は、当院では17時間以上の装着で通常より長めの期間マウスピースを装着してもらうこともあります。)
さらに、数日~数ヶ月単位でしばらくマウスピースを外していたようなケースでは「後戻り」も生じている可能性も考えられます。そうなるとシミュレーション通りに歯が動いていないだけではなく、想定外の歯の動き(戻り)も加わるため、「インビザライン矯正で噛み合わせが悪くなった」と感じてしまうことも容易に想像できます。
とくに歯の移動距離が長かったり、難しい歯の動かし方をしたりするような重度の症例の場合、しっかり装着時間を守らないと、ズレが生じて大幅な治療期間の延長が必要になるリスクもあるため、注意が必要です。
3. 正しく装着できていなかったため
マウスピースを正しく装着できていなかった場合も、本来圧力をかけるべき歯に正しく矯正力がかからず、シミュレーション通りに歯が動かなくなるため「インビザラインで噛み合わせが悪くなった」と感じる可能性があります。
そもそもマウスピースは、歯列にしっかりはめて装着することではじめて、シミュレーション通りに歯並びを矯正できるものです。
そのため少し浮かしてマウスピースを装着してしまったり、すでにズレて合わない歯列に無理矢理マウスピースを装着したりしていると、正しい矯正治療ができずに「噛み合わせが悪くなる」ことも考えられます。(※変形や割れてしまったマウスピースを装着している場合も、同様のことがいえます。)
またインビザラインでは、およそ1〜2週間ごとのマウスピースの交換が必要です。歯の動きによって多少「交換までの期間」が異なることもありますが、この交換の期間も担当矯正医の指示にしっかり従う必要があります。自己判断でマウスピースの交換をしていると、少しずつ歯の動きにズレが生じてしまうため気をつけなければなりません。
4. 矯正医が計画した治療計画に問題があったため
歯科矯正治療の本来の目的は、歯並びを整えて審美性を高めるだけではありません。「正しい噛み合わせに整える」こと、そして「正しく機能すること」が本来の目的です。
マウスピース矯正といえば、外部へ発注するためAIやデジタルなどに頼っているように感じられますが、最終的な治療計画を立てるのは担当の矯正医です。
つまり、担当矯正医の立てた治療計画に問題があった場合は、噛み合わせが悪くなってしまう可能性がゼロではないというわけです。もちろんインビザラインの経験や知識が豊富な矯正医であれば、起こりうるあらゆるトラブルを想定して治療計画を立てるため、このようなトラブルは起こりません。
インビザライン矯正では本来噛み合わせが悪くなることはないのですが、ご自身でマウスピースを正しく取り扱うことはもちろん、信頼できる担当矯正医に治療を依頼することで、インビザライン矯正での失敗を回避する必要があるといえるでしょう。
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以下に当てはまるものがあれば、早めに担当矯正医に相談し、改善しましょう!
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また、もし噛み合わせが悪くなっていると感じる原因が、以下の「マウスピースの使い方」によるものであれば、まずは使い方を見直す必要があります。改善することで、再度正しいゴールに方向転換できるケースもあります。
- マウスピースの「装着時間」
- マウスピース「装着の仕方」
- マウスピースの「交換の期間」
そして、すでに本来のシミュレーションの動きから「大きなズレ」が生じている場合は、再度3Dスキャンを行い、治療計画を立て直す可能性もあります。
再度治療計画の立て直しとなると、治療期間が大幅に伸びてしまいます。「噛み合わせの違和感」は、歯を動かしている一時的なものである可能性もありますが、長期間「噛み合わせが悪くなった」と感じるようであれば早めに担当矯正医に相談しましょう。
まとめ
インビザライン矯正をすることで、「噛み合わせが悪くなる」ことはまずありません。ただし、治療途中であれば噛み合わせに違和感を覚える人がいたり、マウスピースを正しく取り扱えていなければ噛み合わせにも影響を与えたりするリスクはあります。
マウスピースの装着時間を守ることはもちろんですが、マウスピースが変形したり、合わなくなったりしたときはなるべく早めに担当矯正医に相談しましょう。
横須賀Sun&Ocean矯正歯科でも、お子さんから大人の方まで、横須賀市から県外までと、幅広い患者さまの「インビザライン矯正」を行っております。そのため、急なトラブルにもしっかり対応できる体制がすでに整っており、インビザラインの知識や経験豊富な矯正医も揃っているため、安心してご来院いただけます。
また、当院には公式LINEがあるため、「これは相談すべきなのかな?」と来院すべきか迷うような些細なことでも、気軽にインビザラインのご不安をLINEから相談することも可能です!